自然科学に関する推薦図書


哲学、歴史・伝記、政治・行政、経済、社会・教育、自然科学、文学・言語といった多岐に渡る領域についての推薦図書をご紹介しています。

ソースは日本の幹部公務員養成機関である人事院公務員研修所がを公表している《若手行政官への推薦図書》です。図書の推薦に協力されたのは日本を代表する識者であり、このセレクションを信頼しない理由はありません。
経営幹部に必須といわれているリベラルアーツ領域の良著をぜひご覧ください。

自然科学に関する推薦図書


◆各図書に関するコメントは人事院のページより引用しています。
◆上下巻など、複数巻に分かれる書籍については最初の巻のみ掲載しました。

 

ns01今西 錦司 (著)
ダ−ウインのいわゆる「淘汰理論」に対し、「棲み分け」をもって、環境と生物の関係を説明、やがて、社会の構造に及ぶ<今西理論>。生態系、食物連鎖、生 物多様性など、今日重視されている考え方が、早くも昭和15年(1940年)に明確に述べられており、グロ−バル化ばかりが騒がしいいま読み返してみても 新鮮な印象を抱かせる。
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ns02レイチェル カーソン (著)
殺虫剤がもたらす恩恵と脅威を科学的に明らかにし、深い人間的洞察にもとづいて科学技術のあり方を述べた書。現代の科学技術政策を考えるために読むべき古典。
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ns03チャールズ ダーウィン (著)
知らない人はいないほどの有名な書物ですが、読んだことのある人は少ないでしょう。初版は即日売り切れ、当時の人々に衝撃を与えたそうですが、本書は、今 日に至るまで、生物学、自然科学のみならず、思想的にも大きな影響を及ぼして来ました。「強いものが生き残るわけではなく、変化に対応できるものだけが生 き残るのだ」と言うダーウィンの言葉は、生物進化の道筋を説明するだけでなく、現代社会で生きる人々への示唆に富んだものにもなっています。
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ns04森 銑三 (著)
多くの人は、「江戸時代は、封建制度の下で、人々は儒教的な思想に縛られ、言論の自由のない窮屈な生活をおくっていた」と考えているようです。また、 「「科学」は明治以降に海外から入って来たもので、それまでの日本には「科学」はなかった」と断言する人もいるくらいです。しかし、この本の中で紹介され ている江戸時代の科学者たちは、旺盛な好奇心を持って、様々な試みを実行に移しています。学問の確立を目指すと言うより、趣味に生きた人が多かったことも 確かですが、明治維新に「西洋風の科学と技術」を旺盛に取り入れ、それを咀嚼し、自分のものにしてきた日本人のエネルギーの源は、本書で紹介されている科 学者たちに代表される、日本人の活発な精神活動にあったと考えられるのです。本書からさらに興味を広げて、「蘭学事始」などを読んでみることもお薦めした いと思います。
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ns05養老 孟司 (著)
この本を手にしたのは、著者や本の内容に興味をもったからではない。表紙の絵が気になったからだ。 ガウパーという解剖学者が脳をスケッチした挿絵であった。野外活動では、スケッチが大切だ。決して、写真ではない。スケッチが情報を脳細胞にきちんと収めてくれる。そのことを身体で知っていたので、気になった脳のスケッチの本を読み始めた。この本で養老さんは「国家は脳が創り上げた幻想である」ことを淡々と説いていた。私が人生を投じた国家は、幻想であった。それは何となく理解していた自分、しかし、その幻想から逃げられない自分、それを自問自答するきっかけとなった本であった。
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