社会・教育に関する推薦図書


哲学、歴史・伝記、政治・行政、経済、社会・教育、自然科学、文学・言語といった多岐に渡る領域についての推薦図書をご紹介しています。

ソースは日本の幹部公務員養成機関である人事院公務員研修所がを公表している《若手行政官への推薦図書》です。図書の推薦に協力されたのは日本を代表する識者であり、このセレクションを信頼しない理由はありません。
経営幹部に必須といわれているリベラルアーツ領域の良著をぜひご覧ください。

社会・教育に関する推薦図書


◆各図書に関するコメントは人事院のページより引用しています。
◆上下巻など、複数巻に分かれる書籍については最初の巻のみ掲載しました。

 

social01阿部 志郎, 河 幹夫 (著)
福祉とは、人がその人らしく生き続けるための社会的支援と捉えたい。社会福祉を目指す人に限らず、すべての公務員に、福祉の心とそれを支える哲学を心にとめ、自らの課題としてほしい。
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social02李 御寧 (著)
20年前、この本の存在を知ってから、実際に手にするまで2,3年間かかった。書名が嫌だったからだ。また、日本人の構想力の弱さや内向き志向を指摘されるのかと思っていたのだ。しかし、その思い込みは全く誤っていた。韓国第一級の文化人による、日本人の賛美であり、日本人へのエンカレッジであった。「日本人はモノを縮める。これは未来の人類社会の貴重な指標である」ことを強調していた。ところが、李先生は「なぜ、日本人はモノを縮めるのか」には言及されていなかった。それは、私への大きな宿題となった。20年後、私は「日本人が縮めるのは「日本の地形」が影響している」という解答を、ある雑誌に発表した。私は20年間という時間の流れの中で、李先生と会話をしていた。
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social03梅棹 忠夫 (著)
長い間、遠くから梅棹忠夫先生に私淑していた。そのきっかけが、最初に手にしたこの本であった。もちろん、その後「文明の生態史観」も読んだが、この本以上のショックはなかった。21世紀の現在、情報社会と言われ、情報の経済価値も当たり前である。その21世紀の情報化社会を、半世紀も前から先生は予言していた。77歳の梅棹先生と初めてお会いした時、先生は若輩者の私の言葉に真摯に耳を傾け、静かに諭すように言葉を返してくれた。先生の文明論の神髄を直接この耳と眼で体験できた。私は先生の意向も聞かず、直弟子になるため飛び込んでいった。
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social04梅田望夫, 飯吉透 (著)
ウェブが普及する中、世界の知識資産がどれだけ公開されつつあり、いつでもどこでも誰にでも「ともに学ぶ」機会が提供されているか、「学び続ける」力がどれだけ不可欠であるかを示す良書。レファレンスはとても参考になる。
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social05大河内 一男, 松尾 洋 (著)
社会政策の大学者と労働運動史家が明治、大正、昭和における労働と労働運動の歴史を日本の政治・経済・社会の変遷と関連させて生き生きと描写。資料に裏付 けられた豊富な挿話とイラスト付き。近代日本の経済社会の歴史を、働く人々の状況とその運動という視点で実感をもって理解し考えるに適している。
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social06ガンサー・S・ステント (著)
1960年代に分子生物学発展の中心にいた著者が、1970年初頭の大学紛争の意義を考察した書。学問も芸術も終わりが近いことを論証している。今、著者の予想どおり、いろいろなものが終る一方で、予想もされなかった新しいものが現出する現代を考える上で重要。
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social07福澤 諭吉 (著)
社会における人それぞれの役割のバックボーンとなるべき心の持ち方及び人の生き方についての道標を示す作品である。この本は、タイトルがいかにも学者のための本であるように感じさせますが、近代国家における国民と政府の関係を書いた教養の書です。日本人が法律や政治のことを考えるときに、日本人はこれまでどう考えてきたかを振り返るとき、最高の古典と考えるべき書物です。特に、「個人の独立不羈」が国家に不可欠だと論じ、続いて学術が社会になくして世界に立ち向かえないと論じているところは気迫に満ちています。この本は、もちろん知られているように、イギリス人の統治論を読みながら書いた本ですが、イギリスの国情と日本の国情を踏まえて、これだけ近代人のセンスで政治を語っているのは、驚異です。現在でも、自由や自治、国民と政党の関係を考えるときに最も有益な本です。このような思想家がいたことは、嬉しいですね。福澤の展望には気になる点もたしかにあるのですが、それを上回る普遍的な価値があります。
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social08トーマス・フリードマン (著)
ITの力により、グローバル競争があらゆる分野で生じつつあることを、多くの事例から紹介している良書。いかに、21世紀がそれまでの時代とは全く違うかを示している。
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social09ロバート・K. マートン (著)
本書は、アメリカ社会学の大家の一人であるロバート・K・マートンの主著である。マートンは、ウェーバーやパーソンズの影響を多大に受けた批判的継承者で あり、自身が陶冶した逆機能概念を官僚制分析に応用した。ウェーバーは「官僚制」において、もっぱら官僚制の機能的側面を析出したのである。官僚制の性質 を統合的に理解するためにも、本書に一度目を通しておくべきであろう。
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social10ドネラ H.メドウズ (著)
1970年に、資源、エネルギーなどにいずれくる限界をシミュレーションと予測し警告。今それは目前の危機となった。この本の視点と方法は現代社会のあり方を考える上で不可欠なものであり改めて広く討議の対象とするべきである。
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social11山崎 正和 (著)
「文化民族主義」「メディア革命論」「文明の衝突」(ハンチントン)等、現代の流行思想を批判的に論じつつ、21世紀社会の展望を示している。(中古本のみ入手可能)
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social12山本 七平 (著)
我々の集団的思考や世論を枠付け制約するメカニズムを見事に分析した作品。世論や風潮に流されず、多角的に物事を把握することを学ぶための参考書。
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